2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

23/02/27 徒然っぽさ

「現状維持は後退である」という言説は、特に成長志向の強い勤勉な野心家(aspirant)によって、しばしば引用される。大抵の場合、誰の言葉か、ということも、当人の威を借りて(空虚な)説得力を持たせるために併せて用いられる。 そもそもの言葉の意味は、…

23/02/26 旅は道連れ余はお酒

木曜日の祝日から4連休であった。いつもの週末が倍になったくらいの感覚で、本当にただの土日と大差ない過ごし方で終えてしまった。 終えてしまった、という書き方になるのは、どこかに旅行に行っても良かったかも、という僅かな心残りがあるからだ。実際の…

23/02/25 SHIEN

このところ、自分が喫煙者でないことに驚くとともに、何故かが分からないでいる。 立ち飲み屋と称されるところに頻繁に行くようになったこのごろ、そこは現世最後とも思われる紙煙草OKの環境なので、当然喫煙者はここぞとばかりに手元に火を灯し、自分はモク…

23/02/24 neu

翻訳できない世界のことば、という本がある。 ほかの言葉に訳すとき、一言では言い表せないような各国固有の言葉を集めたもので、読む前から、目から鱗の落ちる思いだった。 もともと、それなりに外国語を勉強していた身として、日本語に訳語が用意されてい…

23/02/23 Soliste

昨日は外で飲酒し、今日も飲酒したので、それにまつわることで書く。 外で飲酒して一日を締めくくると、それは満たされた気分になるが、帰路でひとりになったとき、無性に寂しい。 人に会わなければ、人恋しさメーターはゼロのまま変わらず、よって心情にも…

23/02/21 Impulse

先日のコミティアに触れた日記を読んだ友人に、毎日書いてるこの日記も創作活動の一種なんじゃないの、と肯定(?)されたが、創作と呼ぶにはあまりにも個人的な営みだから、そうなのかな、と返答した自分がいまになって烏滸がましく、恥ずかしい。 少し冷静…

23/02/20 アウトソーシング

久々に時間外労働に身を窶すことになったのだが、ふと、こうした本来不必要な時間と体力の使い方を半強制されているときに、あまり「大変だ」とか「苦労だ」と感じたことがない、ということに気が付いた。 気が付いたが、もう少しつぶさに、そういった状況に…

23/02/19 ほとぼり

コミティアに初めて行った。練り歩いて、7割ぐらいのサークルを見たと思う。 コミケには行ったことがあったが、オリジナル限定のコミティアは何やら格式の高さを感じて、足踏みしてしまっていた。 確かにコミケのような「お祭り感」は全くなかったし、そうい…

23/02/18 神様の言う通り

世界のあらゆる人間は、仮にいなくなったとしても、特段世界に影響はないだろう、ということを、結構昔から考えている。 卑近な例を挙げれば、働いていて、ある日突然何らかの原因で勤務が難しくなったとする。それでも、会社という組織はふつうに回っていく…

23/02/17 Impressions - 映画「BLUE GIANT」を見て

公開初日から「BLUE GIANT」の映画を観てきた。 諸々思うところはあるものの、総評すれば満点オーバーの出来だったと思う。 諸々というのは、原作の東京における主人公のストーリー、およそ6,7冊を2時間に詰め込んでいるがために展開がめちゃくちゃに早いこ…

23/02/16 Switch the Switch

ゲーム機の進化は目覚ましい。 十分にファミコン・スーファミが現役だったころ(スーパーマリオワールドは最高のゲームだ)を経験している世代なので、あの頃と今のゲームを比べてみると、それこそ100年くらい経っているんじゃないか、とすら思える。 それな…

23/02/15 狂って候

歳を重ねるごとに、経験は多く、厚くなっていくはずなのに、それとは裏腹に、だんだん思い出せる過去の記憶は少なく、かつ薄くなっていく。 それは、特段改まって言うことではないが、上、つまり現在から、新しい記憶が進行形でどんどん積み重なっていくから…

23/02/14 My Funny Valentine

チョコレイトを贈り合う奇祭が催される特殊な一日であった。 別にチョコに限らず、かつ性別に囚われず、誰もが大切なひとにプレゼントを贈る日であるはずだが、極東の島国ではどこぞの菓子屋のプロモーションが大昔に炸裂し、チョコを中心としたお菓子を(な…

23/02/13 I Should Care

自分で「あのことは書いたかな」と過去の投稿を読み返して、(あれ?自分、余計なことまで書き足し過ぎて、話が散らかりまくっていないか?)と、自分でも薄々気付いていたことを、おのが目ではっきり確認してしまった。 ただの雑記に、そんな一貫性を求めて…

23/02/12 写し、写され、撮り、撮られ

カメラが欲しい。瞬間と空間を切り取って、いち画面として、絵画のように保存しておきたい。 いや、本当は、日常とはちょっと違う、ある時、ある場所にいる自分が、五感すべてで感じている、その「すべて」を記憶しておきたい。けれど、残念ながら、神経細胞…

23/02/11 Tie the something

行動を妨げるものは内的・外的いずれにも多々あれど、最も厄介だと感じているものが二つある。「怠惰」と「虚しさ」だ。 たちが悪いことに、この二つはそれぞれ相互に作用しあって、精神の奥深くまで根を伸ばしてくる。 「面倒だから辞めておくか」というマ…

23/02/10 Ah, Whipしたケーキのような

雪が降った。そして積もって、雨で溶けた。 もうそこそこ良い年齢になったが、それでもやはり、雪が降ること・積もること自体にはテンションが上がる。寒いのはとっても嫌いだし、雪の中外出するときには世界のすべてを恨むような気持ちにもなるけれども、た…

23/02/09 ふらっ、と。

はてなブログのトップを見ていると、なんだか「益」ばかりが並んでいるような気がしてきて、ちょっとたじろぐ。 自分がこころの種をひとつひとつ摘み取って、せっせとことばを作っている横で、こんな裏技がありますよ、こうすると便利ですよ、こんないい商品…

23/02/08 半透明雑誌関係

雑誌が好きだが、雑誌を捨てることができないので、結果として自分では買わずに、余所に置いてある雑誌を読むことが多い。 雑誌の好きな部分を考えてみると、基本的に特定のジャンルについての情報が華美な写真付きでまとめられているので、好きなジャンルの…

23/02/07 Lifeless

今日は久々に書くことがない。 労働に圧迫されてただただ不快な一日だった。きっと自分は、毎日が休日とまではいかなくとも、気の向くままに自由に生活できないと一生鬱々とし続けるのだろうな、と思う。 極力ひとと関わらずに(ひとと関わると必ずイレギュ…

23/02/06 時々、トーキー

近ごろ映画館に行く頻度が上がった。 少し前に2,000円と2時間を賭けるリスクに尻込みする、ということを書いたが、ここのところ当たりを引き続けている幸運もあって、行け行けGOGO、気になったものはすぐに見るスタンスになっている。こう上り調子だと外れを…

23/02/05 (I'm glad to) see you.

昨晩は立ち飲み屋を渡り歩き、またしても終電を喪失。今度は近かったから歩いて帰ることができた。 こういう生活はもう少し若いころにしておくべきなのではないか、という自覚もないわけではないが、経験したことがないことは、たとえいつになったとしても経…

23/02/03 ミネルバのたられば

華金らしく飲酒して帰宅したら、思考がまとまらなくなった。100文字近く書いて、睡眠負債の取り立てに遭い、椅子の上で意識を喪失していたので、今から続きを書く。 脳に落ち着きがない。 考えなくていいことまで考えている。思い出さなくていいことまで思い…

23/02/02 喰う福

料理が苦手だ。 できないというより、全くやる気が起きない。たとえ作るにしても、せいぜい具材を二つ組み合わせるのが限界だ。 かつてはカレーやらハンバーグやら、ポトフやら(これでも料理のうちなら簡単な方だと思うが)を作ってみたりしたものだが、必…

23/02/01 パッチワーク

理想と現実が一致することは驚くほど少ない。 こうありたい、こうなりたい、と夢想して、そのイデア通りに現実を型抜きできればよい。 だが、実際には一度きりしかないチャンスで、ひどく不格好な輪郭を描き出してしまう、あるいは、描き出さざるを得ない。 …

23/01/31 ǝɔuɐɹǝdɯǝꓕ

このところ、眠りの質がいやに低い。 外的要因だけでなく、個人的な原因として思い当たる節がいくつもあるというのも、我ながら言葉が出なくなってしまうのだが、とりあえず思いつく限りを並べて、自分の頭の整理をしたい。 ・寒い 暖房をかけているが、電気…