23/02/26 旅は道連れ余はお酒

木曜日の祝日から4連休であった。いつもの週末が倍になったくらいの感覚で、本当にただの土日と大差ない過ごし方で終えてしまった。

終えてしまった、という書き方になるのは、どこかに旅行に行っても良かったかも、という僅かな心残りがあるからだ。実際のところは、4日のうち3日は友人と楽しい夜を過ごし(おかげで寝過ごしてしまい、昼間はほとんど活動できなかった)、残りの1日もあいにく都合が合わなくなってしまったが、本来は友人と会うはずだった。それ以外にも、東京ステーションギャラリーで開催中の「佐伯祐三 自画像としての風景」*1を見に行ったり、年始に立てた本を読むという目標にようやく手を付け始めたり(長らく読みたかった『ビデオゲームの美学』*2という本だ)、非常に充実していたと思う。

だがしかし、連続する休日数が3以上になると、あまりない機会だし、遠出をしてもよいのではないか、という気持ちに毎回なる。なるものの、毎回頓挫する。なぜか、というのが今日の内省。

まず思い当たったのが、旅にあたって必要になる準備のあれこれを押してでも、行きたいところがなかなかない、ということ。それって自分で辞めようと決めた「怠惰」なのでは?という気がしないでもないが、どちらかと言うと「行きたい!」という気持ち・興味が希薄なのだろう。結局、「アンディ・ウォーホル・キョウト」も行かずじまいだ。

次に考えたのが、一人旅を空虚に感じているのではないか、ということ。こんなことを言うと一部の層に怒られてしまいそうだが、しかし、一人でタイトなスケジュールを組んで観光地を矢継ぎ早に消化していくようなエネルギーはないし、自分一人では旅の勢いに任せて食べ歩く・買い歩くようなのぼせ方はしにくい。あと、観光地は二人以上で訪れているひとばかりなので、ちょっとばかり居心地が悪い。

最終的に、これが一番大きいかもな、と思ったのが、滅多に旅行しない家庭に育ったこと。そして、少しプライベートな話だが、数少ない旅行の機会において、必ず両親が準備段階で喧嘩していたこと。家族旅行自体は楽しいものだったが、その前段階のワクワクする助走期間が、毎度のごとく破壊されていたというのは結構要素として無視できないサイズだろう、と思う。

 

まあ、だからどうしたい、ということはないが、やっぱり環境の影響というのは大きいんだろうなあ、と思いました(小並感)。

 

今日のお酒:角ハイボール、くどき上手、新政 産土、night cap、ビッグピート