23/08/07 A-Ru-Ki-Ma-Wa-Ri Sunday!(前編)

この日曜日は美術館やギャラリーを死ぬ気で巡ってきました。休日はほぼ間違いなくどこかの美術館・博物館などに赴いて心を洗っていますが、1日で5か所+αを巡ったのはさすがに初めてだったので、なにか新しいことを達成した気分です。本質的にはいつも通りなのに。

土曜日の夜に、特別展の会期や開館時間を考えて行程を組んでいたら遅い時間になってしまって、結局5時間睡眠で家を出ました。普段の休日は13時くらいからスタートするので、午前中の日曜日の風景はどこか新鮮。少し浮足立ってしまいました。

1か所目は原宿の太田記念美術館。広重の風景を描いた作品にフォーカスした特別展*1で、さすがに東海道五十三次で名を馳せた/ているだけあるな、と改めて感心しました。各地の風光明媚な名所が迫力満点に描かれており、江戸時代に日本を旅するのは令和のそれとは大層異なった楽しみがあったに違いないと思えます。展示の中では、まとめて雪月花と呼ばれているらしい3点、阿波鳴門・金沢八景木曽路がやはりそう呼ばれるだけの存在感があり、印象的でした。

2か所目はイラストレーター、Mika Pikazo氏の個展、「ILY GIRL」@Q Plaza HARAJUKU*2。数年前VTuberにハマっていたころ、輝夜月のデザイナーとして知ったわけですが、それ以降、特に最近、Twitterで(あまり良くない)話題になっているのを見かけていました。この個展にも関わるトピックだったので行くか迷っていたのですが、せっかく原宿まで来たんだし、ということで行きました。

結果、内容は良かったのものの、想像の域は超えなかったな、というのが正直な感想です。鮮やかな色をたくさん使って一画面にバランスよく収める図抜けたセンスを見せつけられましたが、アクリル板やプロジェクターを用いた作品から、どうにもアンマッチな、やりたいことと出せるものが完全に噛み合っていない印象を受けました。500万円の作品が売れていたこと、目当ての缶バッジが全然出ないのか、ずっと1回500円のガチャガチャを回しているひとがいたことがビックリポインツ。

見終えてQ Plazaを出たところ、少し右手の正面に、1カ月ほど前にオープンしたFender Flagship Tokyo*3があったので、吸い込まれるように入店。4フロアすべての楽器を嘗め回すように見てきました。フェンダーテレキャスターを買ったばかりなのに、真っ赤なベースがあまりにも格好良く、買うかめちゃくちゃ悩んで、結果諦めたものの腕組みしながら退店しました。20万円はさすがにポンとは買いにくい。ほかにも楽器関連のものだけでなく、服や雑貨も置いていて飽きませんでした。

(後半に続く)