24/04/17 無題(2)

祖父も逝ってしまった。

もともと持病があって、身体がなかなか自由に動かない状態が長く続いていた。このところは足元も危なくなって、転んだら立ち上がるのもやっとな状態だった。

そうしたら、つい一月くらい前にひどく転んで、入院することになってしまった。しばらくの安静を言い渡されて、祖母、つまり祖父にとっての伴侶の葬儀にも出られなかった。

もともと入院したときにはとにかく帰りたがり、身体についている管を外そうとしたらしい。戦前生まれはさすがに丈夫だ、またすぐ元気になるだろうと思っていた。2月に会ったときにも、昼ごはんにパンを2つ、ヨーグルト、バナナ1本をペロリと平らげていたし。歳は60以上違うのに、自分より食べる量が多くて驚いたものだ。

ところが、祖母の葬儀のあとにお見舞いに行ったら、かなり弱っていて、正直ショックを受けた。入院してベッドに横たわる時間が増えるとますます弱るというのはなるほどこういうことか、と理解した。その時点では意思の疎通が取れたので、まだ大丈夫だろうと思っていたのだが、どうやらあっという間にお迎えが来てしまったようだ。やはり生涯寄り添った相手を失って、気力も衰えてしまったのかもしれない。

徐々に弱っていった祖母が亡くなったときは心情として受け入れの準備ができていたが、立て続けに、予想だにしなかった早さでいなくなられてしまうと、ちょっと厳しい。体力的にも、精神的にも。

とは言え、それは親戚中がそうなので、ここでへばっていてはいけない。孫の元気な姿を見せねばなるまいて。頑張らねばだ。