24/04/03 いるいるい

年始に掲げた目標を、今年は割と快調な滑り出しで達成している。
4年使ったiPhone SEiPhone 15に買い替えた。金沢に行ってしこたま日本酒を飲み太った。ジムに通い始めた。ZAZEN BOYSのライブに行った。

そしてそう、靴や服を積極的に買うようになった。
もともと出不精だったことや、服は消耗品であるという思想のもと、安価でシンプルなデザインのものを毎シーズン買い足して古くなったものを捨てる代謝的なものとして衣類を捉えていた。気に入ったものばかり着ていたらすぐに傷んでしまって悲しいし、外に出る機会が少なければ種類を揃える必要もなかった(服を買いに行くための服がない、に陥りがちなやつだ)。

ところが、このところ出かける機会が増えた。必然的に買い揃えなければならなくなった。そして今更ながら、本当に今更ながら気付きを得た。気に入ったものをたくさん揃えておけば、サイクルを回せるのですぐに傷んで悲しくなることがない。

これは革命であった。

何がきっかけだったのか良く分からないが、たぶん、秋ごろに西武池袋のタケオキクチでコートを買ったのがきっかけだと思う。ちょっといい値段だったが、かなり気に入ったので即決で買った。羽織った瞬間にこれは買う、と決めたのは初めてだった。
それからは毎月、あれこれ買っている気がする。アウターが好きなのでそればかり増えているのが頭の悪いところだが...好きなので仕方ないね。

冬場は着る枚数が多いのも、そういう楽しみに気付けた要因だった気もする。夏みたいに着る枚数が少なく、薄手のものになる季節では、気に入った衣類を買っていくことの楽しみは少し減るんじゃないだろうか。

ただ、あれこれ買ってみて思うのは、「明日は何をしよう」のときに「明日は何を着よう」が加わって嬉しい一方で、ちょっと大変だということ。あんまり気に入っているものを汚れうるところに着ていくのはリスキーだし、かといって気温もあるし、うっすらめんどくさい。その点、夏は気楽で良い。あちらを立てればこちらが立たずってことだわね。

あと結構場所をとる。気付いたら徐々に家主のスペースが侵食されている。書いていたら冬物を片付けられるのか不安になってきた。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で出てきたサイズとか見た目が自在なスーツがあれば楽なのに!

...いや、見た目は変わらないんだっけ?