23/09/01 うむ

またぼちぼち書いていこうと思う。

少しの間インプットに時間を割いてみようと思ってアウトプットをお休みした、というのは建前で、実のところ、あまり書くことそのものに対する興味が薄くなっていた。もう少し悲しい事実を開陳すれば、書きたいと思える出来事や考え事に乏しかった。いや、お出かけや旅行はしたけれど、それを振り返って記しておくくらいの体力が日々のうちに残っていなかった。でも、少し前は眠気と(酔いと)戦いながら文章にしていたのだから、結局のところ、書くこと自体に飽きていたのだろう。

そういう飽き性な性分を蹴散らして、再びこうして書いているのは、やっぱり自ら手を動かす趣味や習慣がないと面白くない、と気付いたためだ。自らの手で何かしらを生み出す、その試行錯誤のアウトプットの過程は、コンテンツを享受して消費し取り込むインプット主体の行いより遥かに困難である。だが一方で、何かを生み出したときの達成感たるや、良いものを見た/聞いた/食べたことによる満足感など遠く足元にも及ばない。と、思う。

自分について言えば、それは芸術的で、自己満足的で、求道的であればあるほど、良いな、と感じる。仕事で何か新しい成果を挙げても、プラクティカルな結果物自体、なんだかな、という感想を抱く。行為の本質は同じはずだが、目的や理念を大事にしているのかしら。自分のことなのに上手く説明できない。

それはまたおいておくとして、やはりこうして文章を書くのもそうだし、曲を作るとか、絵を描くとか、陶芸をやるとか、そういうことに手を出そうと企んでいるのです。新しい刺激を追い求めているだけな気もするけれど、新しい世界に触れることに、悪いことなどあろうはずもございませんので。