23/04/28 Gold

頗る不調な一週間が終わり、本日(昨日)からピカピカのゴールデンウィークがスタートした。最初に総評しておくと、これ以上ないほどの休日だった。100点満点中5000兆点。まあ、細かく書いていこう。日記だし。

まず朝一番に整体に飛び込み、鍼を打ってもらって首と肩の凝りを吹き飛ばすところからスタート。このために昨夜は早寝したと言っても過言ではない。皮膚の上からの指圧では届かないもっと奥の部分に、鍼の先がぐりぐりと固まった筋肉をほぐす感覚は癖になる。数年ぶりの鍼で、明らかに首周りの可動域が広がった。

次いで耳鼻科へ。先週末に立ち飲み屋で徹夜カラオケをして以降、ずっと鼻と喉の調子が悪く、たぶん副鼻腔炎だろうな~と思いながら(徹夜をすると副鼻腔炎になる傾向がある(なんで?))診てもらったら案の定だった。薬を処方してもらって、身体のメンテナンスはひと段落。

この時点で次の予定まで幾分か余裕があったので、駅の反対側の喫茶店まで足を延ばして軽い朝食。本当はダイエット中だから、食べずにおこうと思っていたけれど、その後の行動計画を考えたときに絶命する危険性があったので致し方なかった。ハムエッグトーストにアイスコーヒー。今思えばテイクアウトしてその辺の公園に繰り出し、青空の下で食べればよかった!しまった~。

それから電車に揺られて+少し歩いて東京都現代美術館へ。どうしても見たかった「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ*1展のチケットを、昨日予約サイトに一時間張り付いた甲斐あって見事キャンセル枠で獲得できたので喜び勇んで到着。展示はただただ圧巻の一言だった。人数も絞られているおかげで非常に快適に見られて、華美なドレスと一対一で向かい合える時間も長い。100着はあったはずだが、それぞれのドレス自体よりも、展示・演出に惚れ惚れしてしまった。異世界転生してしまったか?と勘違いしてしまうほどだった。いや~行けて良かった。図録が7,000円くらいして、ポストカードですら1枚220円なのは笑っちゃったけど(でもポストカードはいくつか買った)。

美術館を出たら、雲一つない空の下を清澄白河まで歩いて、都営大江戸線で両国へ。最近見た映画「ベイビーわるきゅーれ 2べいびー」*2に出てきた定食屋が馴染みのある場所だったので再訪。ゆうりがジャンプを読んでいた席でサバ味噌定食をいただいた。

その後は同じく両国が舞台の「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」*3の縁の地へ。本当は全部回りたかったけど、徒歩ではやや面倒で(LUUPも近場のポートは全滅していた!)、旧安田庭園と両国橋だけ巡礼した。

ちょうど音に聞く回向院を見つけたので、参拝して御朱印をいただいた。御朱印は結構字の上手い下手でテンションが大きく変化するが、達筆で感動した。直近では正月に明治神宮でいただいたが、正直かなり微妙で(正月の忙しさのせいだろうか)悲しかったので、大変に嬉しかった。

そして両国からJRに乗って上野に移動し、昨日から始まっていた東京都美術館の「マティス展」*4へ。鮮やかな髪色が好きなように、鮮やかな色で描かれた絵が好きなので、フォーヴィズムにワクワクしていたが、回顧展であるがゆえ、晩年の切り絵フェイズがかなり期待とズレていたのが惜しかった。一方でそれまでの絵はガツンと響く趣があり、最近では一番たくさんポストカードを買ってしまった。(ちなみに、マティス展のショップにはレジが12台ある。前回の企画展、「エゴンシーレ展」のときは7台だったが、それでも会計まで30分待つような列ができていたので、改善したのだろう。)マティスの激烈なファンと思しき方がB2サイズのポスター3種類を全部抱えていたのは愛を感じられてよかった。

その後はゲームセンターでちょっと遊び、おにぎりを買って帰宅。本当はバーにでも行きたかったが、朝貰った薬を飲まなければいけないので、仕方がない。

 

書き出してみてもなんという分量だろう!一日でこれだけの場所を行脚したのなんていつぶりかすら分からない。このレベルの充実感はひょっとすると初めてかもしれない。

いや、しかし、最高の連休一日目だった。