23/01/12 悲しい歌ほど好きだった 優しい気持ちになれるから

となりの怪物くん」を一気読みした。

一気読みして、心に深手を負った状態で今日の日記を書き始めている。

メンタルがメルトダウンしている状態で、フィクションといえどハッピーエンドのストーリーを摂取すべきではなかった。ひとはすぐに自分の現状と比較する。そこにまったく意味はないのに。

思い出話的には、たしかアニメが放送当時ニコニコ動画で配信されていて、システム上の画質がオープニングの映像に耐えられず、モザイクになっていた記憶がある。曲が戸松遥の「Q&Aリサイタル!」という名曲だったので1秒も飛ばさなかったけれど。

話を元に戻すと、良いコンテンツ(コンテンツと総称するのは嫌いなのだけど)を摂取するのにも、良い精神が必要で(自分だけかもしれない)、それは結構、大きな足かせになりうるな、ということを思った。

だから、反転して、不健全な精神状態のときはバッドエンドのストーリーの方が身に染み込んでいく鎮静剤になってくれる。さながら良いウイスキーの酔いが、四肢の先に浸透していくように。少し前に寝取られが好きなひとは心療内科にかかった方が良いというツイート(またTwitterから話題を引っ張ってきている!)が話題となり、適当なことを言うなと批判されていたが、個人的にはあながち間違いでないような気もする(寝取られは大好きです)。

 

要するに何が言いたいかといえば、落ち込んでいるときに幸せな話を摂取すると余計に落ち込むので、落ち込んでいるときは不幸せな話を貪って、自分がハッピーなときにこそハッピーなお話をパクパク食べましょう、という教訓を得たということでした。

 

ところで、みっちゃんさんの「いい恋愛てのは、人間をまーるくしてくれるんだよね」という言葉は、「となりの怪物くん」全体を貫くテーマであるように思う。感性が凝り固まっていて人間関係が希薄、という共通点を持つ異なる性質の二人が、お互いを溶かしあって、大切なひとが増えていく、まーるくなっていく、あ、なんか、書いてて思ったけどやっぱりめちゃくちゃいいな。めちゃくちゃいいラブストーリーです。みんな読んでね。

https://go-dessert.jp/news/tonakai/

いやまあ、それはともかくとして、自分もまーるくなりたいものですね。

 

今日のお酒:アーストン10年 シーカスク