23/01/02 無為

生産性のない会話をしていきたい。

久々に会う友人たちとする会話、つまりは近況報告は、往々にして一週間のうち40時間ほどを占める労働が主題になってしまいがちである。

どんなことをしていて、拘束時間はどれくらいで、賃金はいかほどで、そして最終的に何が面倒で不愉快で不満であるか、という愚痴のミックスサラダを作って、年に二回とあるかどうかの貴重な集いが終わってしまう。

 

厳密に言えば不平不満コンテストも生産性のない会話ではあるものの、過去を振り返ってみれば、労働者たる以前から親交のある友人たちとは、コミュニティを一にしているとはいえ、もっと私的な「最近あった面白いこと」を交換する、もっと華やかで、もっと非生産的で、少なくともプラスの感情で会話が盛り上がっていたのではあるまいか?

さすれば、幾分か歳を重ねて環境が変わったと言えど、マイナスの感情トピックを抜きにした、「あの頃」と同様の会話を交わしていくことは、難しいことではあるまい!

 

とどのつまり、職場の人間関係よりも遥かに濃度の高い、しかし顔を合わせる機会は少ない友人たちとの集まりは、もっとハピネスに満ちた話題を交わしていきましょうという信念の再確認である。

個人的には、辛気臭い、労働の話で重苦しい雰囲気になってきたときには、一度大きく手を打って、「仕事の話、終わり!!!」と叫ぶようにしている。大声で迷惑かと思いきや、案外評判がいい。今後も続けていきたい。

私的な日記で見られていることを前提としたライフハックを綴るなよ、という話はあるが、まあ、オススメなので。読んでいる人がいるのかは知らないけれど...。

 

今日のお酒:ヱビスビール