22/12/31 こ・よ・みがリセット!

兎が虎を追い立てて一年が終わる。

365日分の砂が滑り落ちて暦がリセットされるだけで、他のものが何か変わるわけでもない、と今までの自分なら思っていたが、今年は少し違う心持ちで年の瀬を迎える。

まだ書き始めて六日目でしかない日記で一年を振り返るのもおかしな気分ではあるものの、それでも、今年は人生の中で最も激動の一年だったと断言できるからだ。

部署が変わったり、2年ぶりに旧友たちと会ったり、職を変えたり、住まいを変えたり、その間にちょっと頭がおかしくなったりしたこともあったが、いずれにせよ、身の回りのあらゆることに変化が生じ、そしてその変容に伴って、幸いにも、マインドも変わった(正確に言えば、もっと昔のマインドに戻っているだけなのだが)。

 

話が少し前後するが、かつて友人が「気にしないことにするBOX」という概念を語っていた。どうしようもない過去だとか、たらればを言いたくなるもの、頑張れば手に入れられそうだが途轍もない苦労を要するものなど、目を背ければ解決する悩みを放り込んで、「どうでもいいもの」ということにして目を背ける割り切り方だ。

自分はそれをいたく気に入り、うまくいかなかったいろいろなことばかりでなく、面倒なことも全部その箱に詰め込んで、きっと大事なものも「どうでもいいもの」として見ないことにして諦めて、この数年を過ごしてきた。

 

この春に旧友たちに会って、この愚かしさに気付けた。

今のままでは駄目だ、という危機感と焦燥感に駆られ、あらゆるものを変革すべく動き始めた。そこからは怒涛の変化の嵐で、よく覚えていない。なんだかめちゃくちゃだったことは覚えている。心身ともに摩耗していたと思う。

それでも、その波が一旦落ち着いた今になって、すべて取り替えてよかったと思う。そして、置き去りにした時間を取り戻すことがまだ可能なタイミングだったこと、それを気付かせてくれる友人に恵まれたことが幸運だと感じる。

 

マインドの話に視点を戻せば、「やりたいと思ったことは(考える前に)やった方がいい」みたいな幼稚な教訓を得ただけに過ぎないのだが、それでも数年これを放り出していた自分にとっては青天の霹靂であった。

 

昨日の記事にも関わってくるが、要するに、(無意識であっても)斜に構えて捻くれていた怠惰な自分に革命を起こし、積極性を取り戻すことができた一年だったのだ。

 

読み返すととても恥ずかしい文章だ。これをインターネッツの大海原に放流するのはまさしくデジタルタトゥーな気がするが、それでも友人たちへの感謝を込めて記しておきたい。

 

今年はいい一年だった!

来年はこの友人たちに恩返しできる一年にしたい。

もちろん、自分がしたいと思ったことに、どんどん挑戦もしていきたい。

 

約一週間ぶりの決意表明でした。