23/01/06 VI VI VIVID

ここ1,2年で、髪を鮮やかな色に染めているひとがとても多くなったと思う。

それより少し前はインナーカラーが流行っていた気がする。

ヘアスタイルの流行り廃りを認識していたことに自分でも驚くが、とどのつまりカラフルな髪色が好きなのだ。

どれくらい好きかというと、好きな髪色の見ず知らずひとに、勢い余って「いい髪色ですね!」と言いそうになるくらい好き。友人と京都に旅行に行った際には、いい髪色のひとを見かけるたびに友人に「あれは良い」と話しかけ、挙句声が大きすぎて当該のいい髪色のひとに振り向かれてしまった。

 

ここまでであれば完全に変なひとのカミングアウトになってしまうので、軌道修正して「どうして好きなのか」的な部分に目を向けると、それはきっと、数日前の日記でも書いたように、スタイルとして「オンリーワン」が確立されていること/ものこそ、良い、と感じるところに根差しているのだと思う。

黒髪も言わずもがな良いのだが、それよりもピンクベージュだとか、ライムグリーンだとか、バイオレットとか、ネイビーとか、そのひと自身の好みが発露した色に、強く惹かれて、見惚れる。

原義uniqueであることと、それが外見/言動に表出していること、この2点が、自分が魅力的に感じる「オンリーワン」の構成要素なのだろう、と輪郭が見えてきた。

 

翻って、自分の髪もvividな色にすれば満足できるのでは?という仮説に目を向けてみると、シンプルに髪の長さが、カラーの良さを引き出せる水準(自分で「良い」と思える程度)に到達していないから、自分ではなかなかする気にならない。

結局、髪をかき上げたときに色がちらりと見えるとか、鮮やかな色の髪がなびくとか、そういう情景が好きなのだ。

と、いうわけで、髪が伸びたら、vividな色に染めようと思っている。

 

今日のお酒:シグナトリー ミルトンダフ12年、アーストン10年 シーカスク