今日は映画を3本見た。2本は配信で、1本は映画館で。
配信の方は、もはや古典の域に入ってきているであろう、『天元突破グレンラガン』の総集編映画。アニメを見て、しっかりTRIGGERのファンになったのもはるか昔の話、ようやく映画も見ることができた。すでに15年前の映画であることには心底震えたが、ストーリーもキャラクターも変わらず自分のこころを強く震わせてくれた。まあ、とんでもない端折り方と、終盤のクライマックスの改変にはびっくりした。結構盛り上がる部分の省略は致し方ないか...という気持ちだったが、終盤は映画のほうが好み。たぶんこういう話も15年間繰り返されてきたのだろう。
どうしても触れておきたいが、ロージェノムが腕組みしているシーンで絶対に涙腺が爆発してしまう。なんだろうね、あれ。空色デイズが追い打ちをかけてくるわ。
映画館の方は、昨日ようやく公開された『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』。自分は見た映画の話をするときにあらすじを書くやつが嫌いなので感想だけ放り投げるが、過去クリスマス映画はたくさんあれど、そして自分が知らないそれらもたくさんあれど、これは新しい類型なんじゃないかと思った。映画時点みたいなものがあって、「ハートウォーミング」の項目があったなら、自分がこれを外すことはないだろう。さまざまな理由で孤独になってしまった3人が、衝突しながら心の傷と、孤独に酔いしれる独善を癒し、溶かしていく、ある種の人間讃歌として自分は受け取った。
どちらの映画も、人間の成長、みたいなところに重点があって、覚悟を決めたときに鋭くなる眼差しが本当に愛おしい。自分にはないからだ。覚悟というか、信念というか...いずれにしても、強く固い意志には憧れる。
きっといろいろなものを捨てたくないんだろうな。決意って、ほかの何かを諦めることだから。