豚肉を焼いた。
閉店一時間前に行ったスーパーで、半額になっていたバラ肉を、2パック。塩と胡椒で焼いただけ。
このところ、ある素材をただ焼いて、塩を振って食べる、ということに傾倒している。今日は肉だったけれど、おおよその場合は野菜類。ピーマン、ししとう、茄子、トマト、椎茸、エリンギ...。滋味というものをようやく理解した気がする。魚や肉はあまり食べない。油が飛んで台所が汚れるから...。
今日はたまたま安くなっていて、なんだかやる気があって、ついこの間知り合いに「ソーセージはタンパク質とは言えない」と言われたことがひっかかっていたから、ちょっと買って焼いてみた。
普段そういうタンパク質系の食べ物は惣菜でまかなっているので、それに比べたら味は劣っていたし、台所は油まみれになったけれど、焼きたてという点では、もう少し積極的に自分で焼くようにしてもいいかな、と思った。
ただ、今日こそ日が沈んでからいくらか時間が経ってからの料理だったから良かったものの、盛夏の真昼に料理は自殺行為だろうな…。でも世の中、お昼を用意するひとたちは、汗だくになりながらガスコンロの前に立っているのだ。今でこそ自分ひとりだから食べないという選択肢を取れているけど、夏休みの子供がいる家庭なんかは...大変そうだ。
そう、夏休み。あの特大の、一年で最も長く、自由で、刺激に溢れる、数十日間。あの感傷的な日々から遠ざかって久しい今思うことは、子供たちよりも、大人たちの方こそ、夏休みが必要だろうということ。
ちょっと格好つけて言ってしまったけど、シンプルに、自分が欲しいだけではある。でも、まあ、そうだな、無限の体力があるガキンチョよりも、衰え始めた大人の方が休息が必要じゃないかな、というもっともらしい理由はくっつけておこう。
40連休、欲しいぜ。
今日のお酒：グレンタレット
