23/01/22 Old Faithful

万年筆がなかなか書けるようにならない。

インターネッツの海に流せる範囲を超えたプライベートな内容を、せっかく良い万年筆も買ったことだし、物理的に書き記していこうと思ってロルバーンのノートも買ったのに、肝心のインクが出ない。

仕方がないので、モンブランのボールペンで今日したことや行ったところ、思ったことを認めた。文明の発達には頭を垂れるほかない。モンブランの書き味は気に入っているが、モデルのせいか、やや文字が太く、裏側に凹凸ができる程度の強さで書き付けないと自分の感覚通りに文字を書けない点で少し敬遠している。

やっぱりジェットストリームがナンバーワン!やや滑りが良すぎるきらいはあるけれどもね。LAMY2000に入れて使っています。

 

話を元に戻すと、「さあやるぞ!」と手はずを整えてスタートするとき、何か一つでもつまづく要素があると、一気にやる気が萎んでしまう。「宿題やりなさい!」と言われた子供が、「今やろうと思っていたのに!」と興を削がれてしまう様に似ている。

一種の完璧主義的な要素があり(何事も上手くやりたい*1というマインドが多分に関わってきていると思う)、行く先の道をある程度あらかじめ舗装したり、使う道具をそれなりにいいもので揃えたりしないと、一気に興味を失って、それ自体やらなくなってしまう。

万年筆のインクがでない、というのはそういう意味でかなり危機的状況だった。すでに少し(アナログすぎて不便な文房具だな)というマイナス感情を抱いてしまっている。大枚はたいて買ったのに。

 

一方で、最近はそういう自分のこだわりが強い側面とうまく和解し始められているように思う。ボールペンに持ち替えて日記を書くとか、このブログの記事も、一回書き忘れて嫌になってしまう、とかいうこともなく、たまに休んでも、長く続けていくことが、上達とか、好きになるとか、そういうところで大事なのだと思う。チートデイもその一種でしょう。

わざわざ手書きでも日記を書くということはすなわち毎日2種類のその日の記録をつける、ということだから、結構生活を圧迫する(楽しいからいいんだけど)。とりあえず、銘打たれている通り、「ひゃっぺん」書き終えるまでは、二足の草鞋(?)生活を続けていきたい、と思う。

休まない一年より休み休みの三年。雨垂れとて、滝のように石を穿つわけではないのだ。

 

今日のお酒:ズブロッカ

 

※友人の面白いお話を聞いていたら遅くなってしまったが、本当に面白かった。スペシャルサンクス。